豆知識NO.9恐怖のお肉4Dミートとは?

皆さんは、「4Dミート」という言葉を知っていますか?

ペットフードにおいて実は重要となるものですが、知らない人も多いのではないでしょうか?

知っておかないと、罪悪感と後悔を感じることになるかも

しれません...Σ(゚Д゚)

4Dミートの正体とは?

4Dミートとはペットフードに含まれる肉副産物のことを

指します。

なぜペットフードに含まれるのでしょうか...

4Dミートの「Ⅾ」は英語表記の4つの頭文字からとったものです。

・DEAD (屠殺以外で死んだ動物の肉)

 言葉の通りDEADは「死骸」という意味です。

 肉や皮を食肉にするために屠殺(お肉をとるために殺すこと)以外の「なんらかの理由」で死んでしまった家畜の

 お肉です。

・DISEASED (病気の動物の肉)

病気にかかって死んでしまったお肉です。

 牛の場合、死亡感染リスクを考えBSE検査に回されますが大量死した場合は、わざわざ1頭ずつ検査されないかも

 しれません。

・DYING (死にかけの動物の肉)

 死にかけている肉とは、病気を持っている可能性が非常に高いということです。

 病気を持っているお肉は加工されても菌が死滅しないかもしれません。

・DISABLED (障害のある肉)

知的あるいは身体的に障害があった家畜のことを指します。

 ペットフードに加工するのに問題がないため使用されます。

これらのお肉(家畜の死体)は食肉加工できていません。

食肉加工の過程で出た肉副産物(屑肉、内臓、脳、血液、胃、脂肪などの非可食部位)から動物性油脂を精製するレンダリング業者に回収されます。

そして、油脂を搾り取った残存物は肉粉や肉骨粉に加工し、有機肥料や家畜やペットの飼料の原材料の一つとして利用されています。

つまりペットフードは、食肉の捨てる部分と動物の死体(病気を含む)が混入している可能性があるということです。

人間がこれらのお肉を食べることはありえませんが、ペットフードには使用されているのです。

自分が愛猫・愛犬にあげているペットフードにもしかして入っているかも・・・(;゚Д゚)

と思うととても不安ですよね。

レンダリングって何?

レンダリングがわからないと思いますので説明しますね。

レンダリングとは、化製場という施設で、食用にならない屑肉や脂肪、内臓や骨などの肉副産物から

食用・工業用の動物性油脂を精製する工程を指す畜産用語です。

屠殺以外で死亡した家畜の死体も原料として用いられます。

品質の良い油脂は精製してラードや牛脂に加工されるのほか、マーガリン、ショートニングなどの原料として食用利用

されます。

工業用としては石鹸やゴム添加剤に利用されます。

その他にも化粧品や医薬品の原料となるコラーゲンやグミやゼリーの原料となるゼラチンも筋や骨から抽出されます。

それらの残りかすは、有機肥料や家畜の飼料やペットフードの原料となるミールに加工されます。

ここまで聞くとかなりイメージが悪くなってしまいますが、しかし本来なら廃棄されてしまう畜産資源をリサイクルして

役立て、動物の死骸を処理することで公衆衛生を保っている重要な産業であることを付け加えておきます。

4Dミートが含まれている理由

4Dミートは粗悪なものであるとされていますが、なぜペットフードに含まれているのでしょうか?

それはずばり、フードの値段を安くするためです。

激安のドックフードなどには配合されている可能性が高いのです。

良質な肉を使用したフードは、どうしても値段が高くなるのは事実です。

私たち飼い主がフードを選んでいるのです。

現在、ペットフードはたくさんの種類がありどれを選んでいいか悩んでしまいます。

しかし、飼い主さんも勉強して選ぶときは良質なものを選んでいただきたいです。

それが、愛犬・愛猫の健康や寿命につながるのです。

毛艶や皮膚のアレルギー、胃腸の調子、便の状態など食べ物で変わってきます。

実は我が家も昔は、三人の子供にお金がかかり愛猫・愛犬にはあまりいいフードをあげていませんでした。

ですので、猫は少し若いにもかかわらずストルバイト結晶が出て死にかけたり、犬はアレルギーがあるようでいつも

身体を掻いていました(>_<)

フードを変えてからは、猫はとても元気になり、犬も大分痒みが改善されました(^^♪

では、どのようなフードがよいのか、などまだまだお伝えしたいことがありますが長くなりましたので続きはまた

来週にしますね。

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