NO.35 動物を飼う時に考えないといけないこと(犬編)

two yellow labrador retriever puppies
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お家で動物と一緒に暮らすことは癒されることは間違いありません(´艸`*)

しかし、新しくペットをお迎えしたいと思っている方はよく考えてからお迎えしてくださいね。

今回はとても大事なことですのでかなりの長文です(‘◇’)ゞ

あなたがこれから飼おうとしているペットは、どれぐらいの寿命か知っていますか?

犬ですと最近は小~中型犬は20年近く生きる子が多いです。

人間でいうと80才~100才にもなります。

ここまで高齢になってくると病気になることもあったり、加齢による様々な症状が現れることもあります。

歩けなくなったり、自分でごはんを食べられなくなったりして介護を必要になる場合もあるのです。

病気にならないようにするには、運動、食事などが大切になってきます。

年齢にあった運動や食事をさせてあげることで病気の予防になります。

更に、毎日の観察が大事です。

元気があるか、食事の食べ具合、排尿・排便の状態、皮膚の状態、足の裏、耳の中、目の周り、口の中、被毛の状態などなど

とにかく観察して早期発見してあげましょう。

・運動

犬はほとんどの子がお散歩が必要です。

犬にとってお散歩はストレス解消と体力の維持そして排尿、排便をする場です。

他の犬との交流も楽しいですよね。

飼い主さんにとっても犬友が出来たりもしますね。

犬種によって運動時間、お散歩時間、遊んであげる時間が変わってきます。

〇30分~60分必要な犬種

 大型犬  レトリバー、シベリアンハスキー、ダルメシアン、秋田犬など

〇30分程度必要な犬種

 中型犬  ボーダーコリー、柴犬、コーギー、シュナウザーなど

〇20分程度必要な犬種

 小型犬  トイプードル、チワワ、シーズー、ミニチュアダックスなど

お散歩以外にボールをしてあげたり、ドッグランが好きな子は連れていってあげると

いいですね(^O^)

・食事とおやつ

わんちゃんは、ごはんとおやつが大好きです(*´▽`*)

人間だってそうですよね。

当然、食事代やおやつ代はかかります。

大型犬ならたくさん食べますし、お金がかかります。

ごはんやおやつは良いものは高値です。

しかし、ペットが健康に過ごし長生きして欲しいのであれば良いものをあげるべきでしょう。

良いものとは、着色料、保存料、添加物がなるべく入っていないものです。

若い時は良いですが、歳を取ってくると内臓、関節、眼などに違いがでてくることが多いです。

1年に1回は、動物病院で健康診断をして数値を計ってもらうと良いと思います。

思いがけず腎臓の数値が悪くなったりしていることがあります。

あとは、いつも新鮮な水が飲めるようにしてあげてくださいね。

・歯磨き

わんちゃんには、歯磨きが必要です。(できれば毎日)

人間にも必要ですよね。

歯垢は数日で歯石になります。

歯垢は歯ブラシで取れますが、歯石は固まり歯ブラシでは取れません。

そうすると、動物病院で麻酔をして歯石の除去(スケーリング)をすることになります。

軽い歯石は麻酔なしの場合もあるようです。

スケーリングは、病院、歯石の状態にもよりますが3~5万円かかるようです。

麻酔は、わんちゃん身体に負担がかかりますのでなるべくなら避けたいものです。

歯の汚れ、口の中の汚れは口臭の原因にもなりますのでそのままにしないで綺麗にしてあげましょう。

そのままにしておくと化膿したり、ばい菌が入ったりといろいろな症状がおきてきます。

出来るだけ歯磨きしてあげましょう。

子犬の頃から始めて、慣れさせるようにしましょう。

・爪切り

わんちゃんは、爪を切らないでいると足を痛めてしまいます。

長いままにしていると、爪が肉球に食い込んでしまったり、カーペットに引っかかったり、割れてしまい怪我に繋がります。

そして、長い間爪を切らないでいると爪だけでなく中の血管も伸びてしまいます。

そうすると、少し切っただけで出血してしまいます。

1ケ月に1回は切るようにするか、伸びていると感じたら切ってあげましょう。

自分で切れない場合は、ペットショップや動物病病院で500円ぐらいで切ってくれます。

切った後は、やすりをかけてあげてください。

切りっぱなしは、その足で身体を掻いたら皮膚を傷つけてしまうし、飼い主さんの皮膚に触れて飼い主さんを傷つけてしまう

可能性があります。

・抜け毛について

ペットショップに行って

「抜け毛が少ない犬種を教えてください」

と聞くとおそらく「トイプードルです」と言われるのではないでしょうか。

確かにトイプードルは、飼いやすく、賢く、可愛く、体臭も少なく、抜け毛が少ないかもしれません。

でも、実は毛がクルクルしてウェーヴがかかっているので抜け毛があっても毛にからまって落ちないのです。

その他に抜け毛が少ない犬種は、シーズー、ヨーキー、マルチーズ、シュナウザーなど。

これらの犬種は、多少体臭があり毛もからまりやすく、伸びるので定期的にトリミングする必要があります。

ナンバーワンのトイプードルは、トリミングするととても可愛くぬいぐるみのようになりますが、トリミング代は1回1万円

ほどするところもあります。

人間の女性の美容院代よりかかってしまうかもしれないのです(>_<)

そして、抜け毛が少ないと思われている犬種は柴犬、チワワ、パグ、ダックス、ポメラニアン、レトリバーなどです。

毛が短いのであまり抜けないと思われているようですが、換毛期がありますので抜けます!!

定期的にブラッシングや毛のカットをしてあげないといけないのです。

犬種によってお手入れの仕方が全然違うのです。

自分のお家、家族構成、在宅時間などお家に合ったスタイルの子をお迎えしないと後悔することになったりするのです。

ですので、飼う前にはいろいろ調べてください。

そして、犬種によってもそうですが個体によって性格も違います。

お留守番が苦手な子、怖がりの子、ドッグランや他の犬が苦手な子などもいます。

・しつけについて

しつけは、とても大事です。

一生に関わってくると思います。

子犬の時に躾けることが最も大事です。

噛み癖、粗相、吠えるが一番の悩みではないでしょうか。

ご自分で躾が出来ればそれでも大丈夫ですが、出来ない場合はプロに頼むのもひとつの方法です。

トレーナーさんなどに相談しましょう。

トイレに関しては、お外でないと排便しない子も多いです。

出来ればお家の中でも出来るようにしておくと、雨の日、雪の日、老犬になってから、お留守番が長くなってしまう日など

助かります。

・寿命について

犬猫ともに現在は長いと20年です。

あなたが50歳で飼えば70歳まで、60歳で飼えば80歳まで。

あなたは面倒を見る自信がありますか?

私はありません。

犬の場合は、朝晩の散歩も必要になります。

あなたが80歳まで元気なら良いのですが病気になったり、足腰が弱ったりする可能性もあるのです。

ですので、ペットをお迎えする時はよく考えてくださいね。

・病気について

ペットをお迎えする前には、病気になりやすい犬種を知っておくべきです。

ペットショップは、ペットを売るのが仕事ですので「この犬種は、この病気になりやすいですよ」などとは

教えてくれません。

デメリットになることは言わないのです。

ですから、購入者が事前に勉強する必要があるのです。

アメリカコロンビア大学の研究では、人間の生まれた月によって

「病気のなりやすい生まれ月」「かかりやすい病気」が違うということがわかっているそうです。

例えば、最も病気になりにくいのは5月生まれだそうです。

1月生まれの方は、高血圧になりやすいようです。

ご興味がある方は検索してみてくださいね。

犬の場合もあるそうで、4月と9月生まれの犬は病気になりにくいそうです。

病気になりやすいのは、2月生まれだそう、、、

これは保険会社が保険請求が多い、少ないの結果で出しています。

気になる方は「犬の誕生月別 なりやすい病気・なりにくい病気」を検索してみてください。

それよりも、犬種によってかかりやすい病気がありますので犬をお迎えする予定の方は特に知っておくべきです。

・トイ プードル

脱臼、外耳炎、レッグペルテス、水頭症、関節リウマチなど

・チワワ

脱臼、水頭症、憎帽弁閉鎖不全症、尿路結石症、脳炎など

・ゴールデン レトリバー

悪性腫瘍、股関節形成不全、胃捻転など

・マルチーズ

涙やけ、心臓病、パテラなど

・柴犬

前庭疾患、白内障、タマネギ中毒、アトピー性皮膚炎、認知症など

MIX犬は、病気になりやすいのも特徴です。

なぜなら、かけ合わせはどうしても弱くなるのです。

丈夫なのは、昔ながらのいわゆる雑種といわれる子かもしれません。

いずれにせよ、犬を飼うということは医療費、ごはん代、トリミング代などがかなりかかります。

お散歩も毎日行かないといけません。

可愛いからといって安易に飼うことはおすすめできません。

いざ飼ってみて予想と違ったとかの理由で身勝手に手放す飼い主さんも多いのです。

そのようなことがないことを私は望みます。

私の文章を読んでいただいて少しでもお役にたてれば幸いです。

ひとつとても大切なことを書き忘れましたので追記します。

・トリミングについて

わんちゃんは、月に一度ぐらいはトリミングに出してシャンプー、カット、爪切り、耳掃除などをしてもらうのがいいと思います。

ただ、高齢犬になってくると身体に負担になるので3ケ月に1回程度に減らしたりすると思います。

被毛の短い犬種は、自分の家でシャンプーすることももちろん可能です。

その時に必ずやっていただきたいのが肛門腺絞りです。

肛門の両脇に肛門腺が溜まる袋がありますので、手で絞ってください。

臭い液が出てきます。

肛門を地面に擦り付けているときは、肛門腺が溜まっているひとつのサインです。

そのままにしておきますと、袋が破裂して皮膚に穴が開きます。

やり方がわからない方は、今はYouTubeとかでもやり方が見られると思います。

意外と犬を初めて飼う方はこの肛門腺を知らない方がいます。

ペットショップで飼う時に教えてくれないのが原因のひとつです。

自分で絞る場合は、練習すればできますので練習してみてください。

犬によってはすごく嫌がる子もいます。

その時は、トリミングのところで肛門腺絞りだけしてくれます。

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